《いちごの種類》
■章姫(あきひめ) |
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静岡生まれの章姫は<女峰>と<久能早生>と交配種。 細長い円錐形をしていて、平均で18g程度の大果になります。 味は酸味が少なく格別の甘さが味わえます。果皮がやや柔らかいため表面が傷みやすく、保存や流通上やや難点となります。 |
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■さちのか |
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さちのかは〈とよのか〉と〈アイベリー〉の交配種で、福岡県で生まれた品種です。 果実は「とよのか」より小さいけれど形や光沢、色がよく、ビタミンC含量が多いのが特徴です。しっかりした歯ごたえがあり、酸味が柔らかで濃厚な甘さを感じます。 果皮が硬めで、日持ちが良いため輸送性にも優れています。また、形が整っているので、デザートにも使いやすくなりました。 |
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■とちおとめ |
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栃木生まれ。〈久留米49号〉と〈栃の峰〉の交配種。鮮やかな紅で光沢があります。果実は締まっていて女峰よりも大粒です。 酸味が控えめで甘みがあり、ジューシーで濃厚な味わいが特徴です。また、実がしっかりと硬めなので生食はもちろんですが、デザートの食材に適しており、日持ちもします。 |
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■ふくはる香 |
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ふくはるかは福島生まれ。〈章姫〉と〈さちのか〉の交配種。味は甘さと、それを引き立てるに充分な酸味を感じさせ、舌触りもなめらかで豊かな香が口の中に広がります。果実の色は鮮やかな紅色でとてもつややか。大粒の長円錐形をしています。 「ふくはる香」という名前には、「ふくしまの春の息吹と甘い香りをいち早く消費者に届け、幸福感をともに味わいたい」という意味を込められています。 |
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■紅ほっぺ |
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紅ほっぺは静岡県生まれで、〈章姫〉と〈さちのか〉の交配種です。円錐形で果実が大きく、甘味と酸味のバランスがとても良いため、甘酸っぱさを味わえます。また、傷みにくく、香りが高い点も特徴です。 まだ、栽培が始まったばかりで一般にはあまり出まわっていません。 |
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■アスカルビー |
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奈良県生まれ。〈アスカウェイブ〉と〈女峰〉の交配種です。 丸みをおびた大粒で、光沢がかなり良く、ヘタの付け根まで真っ赤に色付きます。酸度はやや低く、特に低温期は甘さが増し、ジューシーでおいしく味わうことができます。果肉がルビーのように赤く、締まっていて日持ちも良い。 |